マーケティング・ビジネス実務検定【難易度・勉強方法・合格体験記】

マーケティング・-ビジネス実検定 合格体験記

マーケティング・ビジネス実務検定を受験

皆さんはマーケティング・ビジネス実務検定をご存じでしょうか。決して有名な検定ではありませんが、数少ないマーケティング専門の検定のひとつです。

マーケティング・ビジネス実務検定は、国際実務マーケティング協会が運営する民間の検定試験です。一般的な民間試験のため、合格したからといって何かができるわけではありませんが、腕試しやキャリアアップ、就職活動でのアピール材料にはなります。

私はマーケティング・ビジネス実務検定のC級とB級を受験し、どちらも一回で合格しました。これは私が優秀なのではなく、C級とB級は難易度がそれほど高くないためです。おそらく一回で合格される方が多いでしょう。

マーケティング・ビジネス実務検定合格

これまでマーケティングの勉強をしたことがある方は、勉強なしでも高い得点を取ることができると思いますが、理論と実務の両方から問題が出されるため、単にマーケティングの教科書を読んだだけで合格は厳しいかもしれません。

私の場合、社会人大学院である程度マーケティングを学んでいたので、理論やフレームワークは理解していたのですが、実務系の問題は初めて聞く単語ばかりでした。例えば、ディスカウントプライス、プロパープライス、オープンプライス、ローワープライス、ベストプライスの違いなどです。

小売り業をされている方や販売士の資格をお持ちの方なら即答できるのかもしれませんが、理論系の教科書で勉強していた当時の私にはわかりませんでした。

なお、A級はそのうち受けてみようと思いながら一度も受けられていません。

私が受験したきっかけは、「何でもいいので筆記試験が受けたい」という謎の欲求に襲われたからです。会社員であろうと自営業者だろうと、ビジネスをされている方は皆さんマーケティングと無関係ではありません。
マーケティングに携わられている方やマーケティングに興味がある方は、受験されてみてはいかがでしょうか。

マーケティング・ビジネス実務検定とは何か?

マーケティング・ビジネス実務検定とは何か?

マーケティング・ビジネス実務検定」は、国際実務マーケティング協会が主催する民間試験です。2005年1月に始まりました。

以下は公式サイトで公開されている検定の特徴です。

特定の業種・業界にとらわれない共通のマーケティング知識の習得

流通業だけのマーケティングや、サービス業だけのマーケティングという限られた範囲の知識ではなく、特定の業種・業界にとらわれない幅広い共通のマーケティング知識を学べます。

仕事で役立つ実務知識の習得

マーケティング理論だけではなく、仕事ですぐに役立つトータルなマーケティング実務知識や時事情報・実務時例が習得できます。

就職・転職対策としての学習と資格取得

市場を取り巻く環境が激しく変化する中で、これまで「マーケティング」の実務能力を客観的に証明し、実力を評価する方法はありませんでした。この「マーケティング・ビジネス実務検定®」は、マーケティング実務の知識を総合的に判定するための初めての検定試験です。また、最も採用の間口の広い営業職や販売職にも対応した資格です。

大学等の授業科目としても導入・学生の検定試験としても最適

マーケティングの学習希望者が多い大学生・短期大学生・専門学校生にもしっかりと対応しています。 また、オフィシャルテキストは、大学等のマーケティング科目の基本テキストとしても使用可能です。

検定試験内容の体系化

「マーケティング・ビジネス実務検定®」は、マーケティング知識を体系的に学習しやすいように、それぞれのレベルに応じたステップを設け、ステップごとに何が重要な事柄かを理解できるように構成されています。

オペレーションレベルのC級・B級、マネジメントレベル、戦略レベルのA級と、対象者の仕事の内容に対応して、ステップアップした内容です。

したがって、C級レベルから1つずつステップを上がっていくことにより実際の業務で役立つ知識が確実に身に付いていく仕組みになっています。

年4回の検定試験実施、対策講座の開講

年4回検定試験の実施、またそれに対応して事前に対策講座を開講します。講座では、マーケティングにつき効率的に学習できるオフィシャルテキストと問題集を使用します

A級 B級 C級の内容と難易度

A級 B級 C級の内容と難易度

検定には3種類あり、難易度の低い級から順にC級、B級、A級です。

それぞれ制限時間(試験時間)が長いので受験を億劫に感じられるかもしれませんが、実際は半分程度の時間ですべての問題を解答できます。少なくとも、C級とB級は知識を問う問題が多いため、知っていれば即答でき、知らなければ考える余地もありません。そのため、熟考する問題が少なく、時間はかなり余ります。終えれば解答用紙を提出して途中退出もできます。

C級

定型業務をこなすために必要なマーケティング知識があるレベル

<C級の試験科目>
マーケティング知識

正誤式:10題(30点)
選択式:15題(45点)
語群選択式:10題(30点)
三答択一式:15題(45点)
合計点:150点
制限時間:1時間30分

マーケティング事例
語群選択式:10題(20点)
三答択一式:10題(20点)
三答択一式:2題(10点)
合計点:50点
制限時間:45分

<C級の合格基準点>
2科目合計点(200点)の80%(160点)を基準として、試験委員長が定める点です。

B級

マーケティング業務の運営ができる応用レベル

<B級の試験科目>
マーケティング知識
正誤式:10題(40点)
選択式:15題(60点)
語群選択式:15題(60点)
四答択一式:10題(40点)
合計点:200点
制限時間:1時間45分

マーケティング事例
正誤式:10題(40点)
選択式:5題(20点)
四答択一式:5題(20点)
合計点:100点
制限時間:1時間

<B級の合格基準点>
2科目合計点(300点)の70%(210点)を基準として、試験委員長が定める点です。

A級(IMSSA認定マーケティング実務士)

マーケティングの戦略立案、意思決定ができる

<A級の試験科目>
マーケティング知識
正誤式:10題(計20点)
接続式※A群B群:10題(計20点)
穴埋式:20題(計60点)
短文記述式:5題(計50点)
合計点:150点
制限時間:1時間30分

マーケティング事例
正誤式:5題(計10点)
穴埋式:20題(計60点)
マーケティング戦略:ケーススタディ(計110点)
合計点:150点
制限時間:1時間40分

<A級の合格基準点>
2科目合計点(300点)の各回、試験委員長が定める点です。

A級に合格すると、IMSSA認定マーケティング実務士の資格を得られます。この資格はマーケティングに関する基礎および応用知識を有し、かつマーケティングにおいて管理、判断業務、また戦略立案、意思決定ができる実力を証明するものです。IMSSAは、国際実務マーケティング協会の英語表記「International Marketing Skill Standardizing Association」の略です。

どんな人が受験している?

以下は2016年度の業種別受験者割合と年代別受験者割合です。

業種については、IT関連が27%と最も多く、次いで16%のサービス業、14%の製造業です。

業種別受験者割合(2016年度)
出典:マーケティング・ビジネス実務検定とは?

年代は、多い順に30代が40%、20代が37%、40代が18%です。
試験会場では、受験者同士で会社の話をされている方々もいらっしゃったので、会社が本検定を推奨しているケースもありそうです。

年代別受験者割合(2016年度)
出典:マーケティング・ビジネス実務検定とは?

検定の受験料・料金・費用

気になる受験料は以下の通りです。

A級11,600円(税込12,760円)
B級6,800円(税込7,480円)
C級5,700円(税込6,270円)
A級・B級併願18,400円(税込20,240円)
B級・C級併願12,500円(税込13,750円)

販売士3級の受験料が税込4,200円であることを考えると、やや高めです。

ツイッターでのつぶやき

まださほど普及していない検定ですが、ツイッターで検索すると受験者や合格者がちらほら見受けられます。

https://twitter.com/kitsune_ga_suki/status/1059786154461941761

勉強用の教材

用意されている教材は級によって異なります。
C級:テキスト、通信講座、通信講座+eラーニング、通学講座の4種類
B級:テキスト、通信講座、通学講座の3種類
A級:テキストのみ

テキストのみ(参考書と過去問)

市販されている専用の参考書と過去問を使って独学で勉強パターンです。なお、A級は指定の参考書がなく、トレーニング問題集と過去問しかありません。

通信講座

専用の参考書をベースとした通信講座です。模擬試験もあり、添削されて返ってきます。C級はeラーニング付きとDVD付があります。

<テキストコース>
C級:18,000円(税込19,800円)
B級:19,500円(税込21,450円)

学習重点ガイド 
マーケティング・ビジネス ベーシックハンドブック(公式テキスト)
マーケティング・ビジネス実務検定試験問題集
マーケティング・ビジネス実務検定本試験問題(解答・解説付)
オリジナルレジュメ
添削問題集全2回(C級はオンライン解答)一式
C級のみ:eラーニング(講義動画配信)一式 

<テキスト+eラーニングコース> C級のみ
27,000円(税込29,700円)
テキストコースにプラスして、
・eラーニング(講義動画配信)一式 
・講義レジュメ
がついてきます。

<オプション>
C級のみ:5,000円(税込5,500円)
講義動画オプションDVD(テキスト+eラーニングコースの方のみ)

通学講座

試験前に短期集中で講義を受けるコースです。2020年6月6日現在は新型コロナウイルスの影響でオンライン講義として配信されています。

講師は、検定を運用している国際実務マーケティング協会の方がされるので心強いです。

C級集中対策講座15,000円(税込16,500円)
B級集中対策講座15,000円(税込16,500円)

詳細はこちら

私の勉強方法と勉強時間【C級 B級 合格体験記】

私の勉強方法と勉強時間【C級 B級 合格体験記】

私はC級とB級を併願せず、C級を受けてから、B級を受験しました。
C級、B級ともに運営が指定する試験問題集(過去問)と教科書のみで勉強しました。

なお、教科書を初めから読み始めることはしませんでした。私の勉強方針は単純で、必要なところを必要なだけ勉強します。

また、後半の「マーケティング事例」はあまり勉強しませんでした。時事問題など、普段から新聞やビジネス書を読んでいないと回答できない問題があり、教科書を読んでも点数が上がりにくいからです。ここで点数を稼ごうするのはオススメしません。
一般的な筆記試験同様、本検定も問題が「ほぼ誰でも解ける問題」「勉強したら解ける問題」「勉強しても解けない問題」から構成されており、マーケティング事例は「勉強しても解けない問題」が他の試験分野より多いです。

<勉強方法1>まず実力判定

まず勉強なしで過去問を3回分を解きます。このとき、なるべく最新の過去問から遡って解きましょう。出題傾向が途中から変わっているかもしれないので、古い過去問は後回しです。

過去問を解くときは試験時間を気にする必要はありません。かなり時間が余るからです。隙間時間を使って少しずつ解いても結構です。

自己採点をし、その点数によって次の勉強方法が変わります。合格点はC級なら160/200点、B級なら210点/300点です。

過去問に関して、試験時間はC級が135分、B級が165分ですが、実際は半分程度の時間で一回分を解き終われます。

<勉強方法2>自己採点の結果

自己採点の結果によって勉強方法が変わります。おおよそのイメージを以下の通りです。

■合格点から+20点以上取れている場合
1. 間違えた問題の分野に傾向がある場合、教科書でそこだけ勉強します。ない場合は教科書を流し読みし、間違えた問題に含まれていたワードがある部分だけを勉強します。

2. 残りの過去問を解き、上記1.へ戻ります。

過去問6年分に6-9時間、それぞれの自己採点に2時間、教科書の勉強に3-5時間ほど費やせば合格できるでしょう。そもそも勉強しなくとも合格すると思います。

■合格点から±20点の場合
私はこれでした。
1. 間違えた問題の分野と正解であっても即答できなかった分野を教科書で勉強します。これを2-3周します。1週目ですべて覚えようとはしません。一回で全部覚えられるわけがないので挫折します。ざっくりした理解を重ねていくイメージで2-3周します。

2. 残りの過去問を解き、合格点に達した場合は上記の”■合格点から+20点以上取れている場合”に移行します。合格点に達していない場合、上記1. に戻ります。

過去問6年分に6-9時間、それぞれの自己採点に2時間、教科書の勉強に5-10時間ほど費やせば合格できるでしょう。

■合格点から-20点以上の場合
1. 間違えた問題の多い分野から教科書で勉強します。細かい言葉の定義は後回しにし、教科書の各分野にある図や表を中心に覚えます。雑でいいのでできれば図表を手書きします。

2. 教科書の太字で書かれている単語の意味を覚えます。一字一句覚えるのではなく、他の言葉との違いを理解できれば十分です。例:製品中心型組織、顧客中心型組織、販売地域中心型組織の違い

3. 上記を3周して残りの過去問を解きましょう。点数が合格点に達した場合、”■合格点から+20点以上取れている場合”に移行し、合格点±20点なら”■合格点から±20点の場合”に移行します。

過去問6年分に6-9時間、それぞれの自己採点に2時間、教科書の勉強に10-20時間ほど費やせば合格できるでしょう。

C級-B級の併願もしくはB級のみ受験をオススメ

C級-B級の併願もしくはB級のみ受験をオススメ

私はC級、B級と順に受験しましたが、C級とB級の併願もしくはB級のみの受験がよいと思いました。その理由2点を述べます。

C級とB級の難易度にさほど差がない

C級とB級どちらも受験した結果、C級もB級もさほど問題のレベルおよび出題範囲が変わらないことがわかりました。C級に合格できるレベルならほぼB級にも受かるように思います。

C級はミスができない

C級の合格点は160点/200点(正答率80%)、B級は210点/300点(正答率70%)です。C級は1問3点の問題が多く、40点分=13問まで間違えていいことになります。一方、B級は1問4点の問題が多く、90点分=22問まで間違えられます。

つまり、C級はB級よりも間違いが許されないのです。

両者の難易度にあまり差がないことを踏まえると、「問題としてはB級の方が少しだけ難しいが、テストとしてはB級の方が簡単」と言えます。実際、私はB級の方が点数に余裕をもって合格しました。

結論とまとめ

  • マーケティング専門の検定
  • 実務面の問題がある
  • 受験費用は少し高い
  • 20-30時間もあればそこそこ余裕をもって合格可能
  • C級よりもB級の方が受かりやすいかも

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